人脈レイヤー理論
人脈レイヤー。つまり人脈が層状になっているという意味。階段みたいに上がれるわけではなく、誰かにエレベーターみたいに引っ張ってもらって、次のレイヤー(階層)にいく。その層に行くと今までとは全く別のレイヤーの人たちのと出会い、人脈レベルが一つ上がる。そしてまた次の層に引っ張り上げられると、さらに高次の人脈ができていく。
この理論自体は、下記『抜擢される人の人脈力』に記載されている。
この本を読んだ当時はそこまで実感がなかったが、起業してからものすごくこの人脈レイヤー理論がしっくりくる。明らかに会う人のレイヤーが上がって、紹介される方々の質もことごとく高い。「上の人たちってみんな知り合いだな~、世界は狭いなぁ」とか何となく思ってたけど、人脈レイヤー理論を適用すれば当たり前で、上のレイヤー(階層)に行けば行くほどレイヤー内の人数も少なくなっていき、結果的に上位レイヤーにいる人たちは大体つながっていると考えられる。
因みに、元の本では、「人脈レイヤー」の前段階である、「人脈スパイラルモデル」について詳しく言及されているので、こちらを紹介しておく。上のレイヤーに引っ張り上げてもらうために、今いるレイヤーで何をすべきかということを簡潔に教えてくれる。
- 自分にタグをつける
⇒自分が何屋なのか訴求ポイントをはっきりさせる(例:新規事業のプロ)
⇒特に、"A. 販売促進"(主語が自分)ではなく"B. 購買促進"(主語が相手)がポイント
(人脈レイヤー理論では『他薦』が重要であり、"B. 購買促進"型のタグの方が推薦しやすい) - コンテンツを作る
⇒「お、こいつは」と思わせる実績事例を作る(例:新規事業を5年で3件立上げ)
⇒いきなり大きくではなく、"わらしべ長者"的に、小さな実績の積み重ねが重要 - 仲間を広げる
⇒コンテンツを試しあい、お互いに切磋琢磨して、次のステップを共創する
⇒ "仲良しサークル"ではなく "同志"がポイント
⇒お互いを切磋琢磨しあい、その中で活躍の機会を与えたりすることが肝要 - 自分情報を流通させる
⇒何かのときに自分のことを思い出してもらうよう、種を蒔く
⇒キーワードに対して一番最初に自分が"想起"されるように『タグ』『コンテンツ』の磨きこみと『仲間への周知』が肝要
⇒"その場を楽しんでもらう"ことがファンを獲得し口コミに繋げる第一歩 - チャンスを積極的に取りに行く
⇒実力以上のことに挑戦し、人脈レイヤーをあげる
⇒"上昇気流"を逃さないことがポイント
⇒"人脈モテ期"が上昇気流発生の兆し
そして、人脈レイヤーを上げることの効用を以下の3つと締めくくっている。
- 人脈を作る過程で実力がアップする
- いろいろな人の手を借りられるようになる
- 「なんだかんだ言って、最終的には結果を出すだろう」と自分を信頼してくれる人が増える
周りのいろんな人に助けられて人脈レイヤーを上げてもらっているので、もう少し精進を重ね、自分も早く同世代の方々や後輩を上位レイヤーに引っ張り上げられるような存在になりたいと思います。
ではでは、今週も頑張りましょう!